無印良品

文章を書くに際していつも困ることがあるのですが、僕は文章を書くにおいて、書き始めを書くのがとても苦手なのです。 一部の方から見れば、「アンタ散々Web日記書いてたやろ」というご指摘もあるのかもしれませんが、実はこの「書き出しが書けない」問題のせいで、僕は歌詞のある曲を書きたくてもほとんど書けないまま、音楽を続けているのです。 ……という枕です。 分かる人には分かるあの色で、あのタイトルっぽいWeb日記で、昔話をしに来ました。 てーかはてなも色々変わっていい感じのテーマとか出来ましたね。 色のカスタマイズ効く旧はてなっぽいテーマ探すのに苦労しました。

書き始めから気の重い話なのですが、blogをするに至る前段階のお話です。 人伝手にそんな話があるとよく聞く話なのですが、BMSの再配布問題にある程度対応するために、アーカイブ外から再配布規定を定めようとすると、どうしても明文化する場所が必要になります。 まぁそれだけだったら今日日gistでもいいのです。 気が重い話の正体は、僕としては今後自分のBMSに対して差分を作ってほしくないのです。 作ってほしくないは言いすぎなのですが、少なくとも自分が見て、一定の品質に届いていない差分をリリースしてほしくないのです。 僕の場合、BMSの譜面に対して曲のビートや和音の感触、譜面になった時の模様や手の形、動き…と、かなりチェック項目が多いのです。 その上で僕は出来る限りのフル裁断という形で、差分という拡張に暗に対話を求めてきました。 その結果は…という言い方は卑怯でもあるので正しくないでしょう。 が、対話の糸が貼られていない譜面を見ることにかなりの苛立ちがあったのは事実です。 具体的に、多くの差分に対して僕はその譜面からリズムへの愛情、音楽の流れへの愛情を感じられません。

これだけ言っておいてなんですが、これは単純に差分作者のスキルを咎めるという問題ではありません。 僕がBMSから離れている間に高難易度譜面、まぁ発狂でいいでしょう……そういう文化が生まれています。 それは止められません。 ですが、前述の通り僕にとってBMSは音楽の側からの視点がとても濃いものなのです。 BMSがそうある限り、プレイヤーは差分という形でこの環境の中で何かを表現する自由があり、よく言われるとおりに責任があります。 それは僕にも同じようにこの環境で何かを表現する自由があります……当然責任もありますが、まぁ責任の話はちょっと後回しにさせてください。 ともかく、それなりのコンフリクトが実は起こっていたのです。 なんとかしたいのでどこかに線を引いておこうといろいろ考えた結果、とりあえず僕のBMSに関してはやんわりとでもいいから差分禁止って言っちゃっていいんじゃないの?ということにしました。

具体的なラインですが、明文化した以降の差分のパブリックな公開を文面上は禁止します。 明文化以前のものに関しては出来るだけパブリックにならないようにお願いしたいのですが、これに関しては明文化できません。 難易度表やパッケージに入ってしまっている場合、ちょっと難しいかと思います。 何より、実は僕がBMSパッケージで他の作者のBMSに差分を作っている、というケースもあるんです。 一律に捌こうというなら僕の差分は消されるべきですが、その手続きはちょっと頭下げてやってもらえるものではないです。 「文面上は」と明記している理由は、別に作るなら作ってもらって構いません。 但し、今後絶対に許可しません。 アンオフィシャルなものとして線を引くためのものです。 実はエゴサーチ結構好きなので、動画で見つけたら👎🏻押しときます。 「あー見られたな」と思って鼻でもほじっててください。 問題となるのはこれからお話する再配布に関する場合のみ、となると思います。

というわけで再配布ですが、前から言ってる通りで好きにしてください。 但し、明確に僕のチェック外と思われる差分譜面だと分かるものに関してはアーカイブに入れないようにしてください。 本音としてはBMS同窓会のものや、僕がアーカイブに入れた他の方の差分もモノによっては入れてほしくないのです。 ……BMS同窓会のBMSの差分の話はそのうちにこのblogでも触れます。 一連の意図は近いうち、まぁWORLD WARまでにはまとめてgistに置いときます。

あとは、差分を作ってほしくない僕の責任の話です。 何故この差分に不満なのかの話はなんか……単純に意地の悪い話です。 じゃあ逆にしましょう。 「何故この譜面になったのか」の話を僕の責任においてお話させてください。 思い出せる限り、になると思います。

譜面制作のメソッドにはなりうるかもしれません。 そう言っていただけるなら僕は嬉しいですが、それは意図としてはピントが合っていないかなと思います。

さぁさぁ、昔話をしましょう。 15年とちょっとの昔話の始まりです。