more #3

早めに更新していこうと思っているのですが、7月中にWorld Warも進めないとな……なんて思っているうちに、生活が成り立たないかもしれないレベルのひどい目に遭っておりまして、ちょっといろんな事を考えるのを辞めていたんです。 とりあえず当座の目処は立ちそうなので、無駄に余った時間を自分のために使ってしまおう……ということでここの更新に手を付け始めたところなんです。

さて、今回はmoreのDP譜面の話ですね。 記事としては3本目のつもりですが実際2.5本目くらいにしかなりませんでした。 「作るの面倒」というネガティブな理由であまりDP譜面を作ることがないんですが、beatmaniaのプレイヤーとしてはDPを中心に遊んでいたこともあって、DP譜面にはこだわりたくなるんです。 前回もサラっと触れた「固定運指という考え方を想定していない」理由もそういう音ゲー履歴の影響です。 腕前……? 100秒とかカルデラとか、あとMY DJとk……え5鍵の話っすよ?1

さて、今回も気の触れたサイズの譜面画像を用意してあります。

前述の通り譜面制作自体が5鍵的な発想をもとに7鍵譜面を作るという方針なので、譜面の横を使いながらも5鍵的な縦の軸を徹底的にケアし続けることになるのですが、これは14鍵ではより顕著になります。 ビートのイメージをどう譜面の表現に落とし込むか、という話はくどいほど前述しているので、DP特有の「ビートの何と何を並列させたいか?」という部分に着目します。 下から見ていくと、[Progressive]譜面のイントロが顕著です。 アサインしている音をドラムとギターで完全に分けているため、譜面の密度が1Pと2Pでまるで違いますが、9小節目の「いや引っ越すでしょ」という主張がこの極端な差の正体、という仕掛けでもあります。 音楽的な話としてこの話をしているのは確かですが、この方法で追い詰めていくと突然ゲーム的な「特定の準備をしておかないと無駄にややこしい解決を迫られる」仕掛けが生まれることがあります……あぁあの譜面も、と思い出していただけると幸いです。

リズムとリフを1P2Pに割り振るという発想は20, Novemberから始まっている「DP譜面の基本のキ」です。 beatmaniaをプレイする限りこの形をSPでも見るほど普遍的な方法です。 だからこそ、失敗しがちなのです。 具体的にsafariのSPに於いて、腕を分けて考えたらどう考えても効率悪いという身も蓋もない結論が出てしまいました。 僕は失敗と見なしましたがその可否はさておいて、僕の譜面では原則それを許さない、という方針です。 結果かなり極端な、というかシンボリックな形を出そうとします。 [Dual]譜面の24小節目は極端な対称型で、32小節以降のより極端な対称型の前フリです。 この場合並列しているものは「右と左のギターパート」と「ギターパートの表と裏」の2種類を使っています。 まぁ、イザとなれば対称は一つのパートからでも作れるモノなんです。 配置まで極端なのは穴修羅的な仕掛けです。 こういうはっちゃけた形は最初にどういう感じにしようか考えているときははっちゃけて、そのあと実のある形に落とし込めるか考えて、最終的にはっちゃけながら配置しています。 元々こういう変な譜面は大好きなんです。 ただ、掘り下げても根拠が見いだせない形ならあまりやりたくないんですよね。 とはいえ根拠が「見た目」になるケースもあるんですけど……[Progressive]の73小節目とかですね。 たまたま6個だったからみたいな理由だったりします。

流石にmore1曲で語りきれることもそうそう多くはないんで、だいたいこんなもんです。 残したあと1曲の話とまとめようと思ったのですが、DPとSPの譜面の話を同じエントリでやりづらかったので、エントリ分けようと思います。


  1. 5鍵派なのに7鍵をメインに作る理由も10鍵のプレイ中心だったので「5鍵じゃ足りない」という……